断捨離を提唱される「やましたひでこ」さんの、キッチンの一番上の引き出しがコレ!
思わずディスプレイ!?と思ってしまいます。余計な物がない、使う物だけ。
モノというのは絶えず集まってきます。日々着る服だったり、読む本だったり、はたまた、食べ物だったり。気がつけばモノに囲まれている生活をしているのが一般的な生活になっています。 日ごろからきちんと整理されていればいいのですが、先延ばし体質がある人にとっては、お客さんが来るからとか、何か理由がなければなかなか片づけができないようです。 そこで、そんな人にオススメなのが、やましたひでこ(山下洋程子)さんが提唱する「断捨離(だんしゃり)」という考え方です。
やましたさんは、大学在学中に入門したヨガ道場で心の執着を手放す行法哲学「断行・捨行・離行」に出合います。 その後、モノの片づけを通して誰もが実践できる自己探求の手法として、住まいと心のガラクタの片づけ術「断捨離」を考案されました。2000年頃からクラター(ガラクタ)・コンサルタントとして「断捨離セミナー」を全国各地で開催しています。
「片づけ」「整理・収納」「掃除」という概念の組み立てから、実践による意識変容までのメカニズムを明解にしたセミナーが話題を呼び、受講者は年々広がりを見せているほか、ブログやホームページからも多くの情報を発信し、ファンを増やしています。 著書に、『新片づけ術・断捨離』(マガジンハウス社)、『ようこそ断捨離へ』(宝島社)等があります。
断=入ってくる要らないモノを断つ
捨=家にはびこるガラクタを捨てる
離=モノへの執着から離れる
そうじをしたり、モノを捨てたりすると、なぜか心も軽くなる、というのは誰もが経験していることです。「断捨離」とは、皆が漠然としている「そうじ」や「片づけ」を再定義し、自分の「内在智」(心や体を快方向に導くセンサー)を磨くための行動へと落とし込んだ手法です。
その結果、自分の心をご機嫌に、ついでに運気も向上させてしまおうという方法論でもあります。
簡単に言うと「今、自分の手元、周囲にあるモノは本当に今の自分に必要なのか?」と自問し、答えを見つけることだそうです。
掃除や収納についてはしっかりされていると思いますが、片づけ、つまり「かたをつける」という作業をやっている人は少なく、この部分をおろそかにしていると収納や掃除というプロセスは意味をなさないと、やましたさんは言います。
「もったいない」、「捨ててはいけないと教えられた」、「いつか使うから」、「高かったから」、「人からもらったモノだから」、「思い出の品だから」、などと心を惑わす理由がいくらでも湧いてきます。こういったモノの「かたをつけて」あげることが、モノを片づけるということです。
「収納」と「断捨離」の違いについて考えましょう。
「収納」というのは、あり余るモノを"そのまま残す"、つまり保管や保存をするということが前提です。
いっぽう「断捨離」は、新陳代謝、あるいは入れ替えという視点です。つまり主体はモノではなく自分自身です。
捨てることを決断するとき、自分の感情が邪魔してなかなか、という人はルールを決めてやってしまってもいいかもしれません 。
やましたさんのルールは実にシンプルで、次のとおりです。
①使うか(今の自分にとって必要・快適)、
②使わないか(今の自分にとって不要・不快)、
これだけで、いいみたいです。
えっ?まだ捨てられない?
大丈夫です。そんな人には次の方法...
③誰かにあげる(売る・寄付する)
④3R(リサイクル・リユース・リメイク)、なんてこともできるはずです。
それでもなかなか捨てられない、という人への発想の転換として「街全体を自分の住まい」とする という考え方があります。
これはそんなに難しいことでなく、「割り箸や輪ゴムなど細かいものはコンビニにあるからいいや」、「本だったら図書館で借りられる」、「いざとなったら、ネットで何でも取り寄せられる」という考え方です。
つまり、「所有する」ということに必然性やメリットがあるモノだけ所有すれば良い、という考え方です。
街全体を自分の住まいとした上で、それでも捨てられない人へ、やましたさんからの究極の質問があります。
質問1:海外に引越しするとしたら大事に持って行くか?
質問2:嫁入り道具に値するか?
質問3:いっそのこと家が火事になってしまったら楽になるモノではないか?
質問4:棺桶に入れてもらいたいモノか?
質問5:死後、残された人たちに胸を張ってみせられるモノか?
こうやってふるいにかけて残ったモノって、それは本当に必要なモノで、きっとあなたの生活を豊かにしてくれるモノに違いないでしょう。
定期的にモノとの付き合い方を図ることによって、モノ主体でなく、自分主体な住まいが生まれるのかもしれませんね。
そうすれば誰の判断でもなく、自分の判断でクリアな生活ができることでしょう。
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